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C 熱海周辺海域の気象条件と特徴
(1)波
注意すべき危険な波
定期航路などの大型船の航走波。20m〜30m離れていてもかなりの大きな航走波がくるので転覆などに注意する。この航走波は、風波やうねりとは異なった方向からくることが多いので、本船の通過後は十分に注意する。
(2)風(熱海、多賀において)
●北東の風が強い時は…沖から波がたち初めるので陸近くが静かでも沖に白波がたち始めたら次第に陸近くでも波がたつようになる。

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●南西の風が強い時は…要注意の風。熱海港、多賀湾の中はわりあいと静かであるが港の外へ出ると白波がたち陸近くで想域する以上に荒れることが多いので港の外へ出てのツーリングなどは危険である。

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〈風の影響〉船やウォータークラフトは潮流にも影響を受けるが、熱海においては風による影響が強いので風向、風力には十分注意をはらう。
〈風の見方〉煙突の煙、フラッグ、波の立ち方などを注意して、当日の風向きは必ず確認すること。(海上の風は、陸上の風の1.5倍になる。)
(3)潮流
熱海港の外は「初島」から「真田」へ向かって潮の流れがある。
(4)暗岩
錦が浦下、赤根崎下の暗岩に注意。

 

 

 

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